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本当は少し…怖い気持ちもある。でも、そんな弱気になんてなっていられない。
さ「要…手握っていい?」
玄関までの道を要と歩く。
要「手よりこっちのが良いだろ?」
そう言って、軽いキスをしてきた。
さ「要!///ここっ…!人様の家だから!!」
要「玄関に着くぞ」
またそうやってスルーする。
立ち止まって照れる私を置いて、要は歩き続ける。
さ「もうっ…」
急いで要の後を追った。
さ「あ」
だいぶ近くなった玄関からガチャッと音がして、ドアが開いた。そこから、メイド服を着た女の人が2人出てくる。
さ「メイドだ…」
初めて見ました。本物のメイドさんを…。
メ「おはようございま…桐生様。そちらの女性は…?」
私をジロリと見た2人のメイドさん。そのメイドの1人は、慌てて中に入って行った。
要「俺の連れだ。それより、椿はいる?」
要が2、3歩私より前に出て、メイドさんと話す。
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