第90話

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菫「要いらっしゃ…ちょっと!!」 高見沢さんが紫色の綺麗な洋服を着て現れる。笑顔の彼女は、私を見るなり表情を変えた。 菫「どういう事なの要!この女を家に連れて来るなんて…貴方も」 要「椿の部屋に邪魔するぞ。さくらと一緒に」 菫「馬鹿な事言わないで!!この女と一緒になんて… 誰か!!この女を追い出して!!!」 要「菫。お前の意志は関係ないんだ」 要が冷たい声で高見沢さんにそう言うと、高見沢さんは更に怒り出した。 私はただ2人のやり取りを見てるだけしか出来なかった。 菫「良くそんな事が言えるわね!?…誰か!早くこの女を」 ???「菫?そんなに騒いでどうしたの?」 コツン…コツン… 目の前の階段から、ゆっくりと誰かが降りてきた。 ???「菫?」 徐々に全身が見えてくる。 ピンクのワンピースに、白いカーディガンを羽尾ってるその女性。 ???「あら要…まぁまぁ!」 笑顔で階段を降りて来た女性。 私の前に来て更にニッコリと微笑んだ。 さ「あ…の…?」 ???「貴方がさくらちゃんね?初めまして、私、高見沢椿です」 さ「え!?」 .
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