44人が本棚に入れています
本棚に追加
菫「要いらっしゃ…ちょっと!!」
高見沢さんが紫色の綺麗な洋服を着て現れる。笑顔の彼女は、私を見るなり表情を変えた。
菫「どういう事なの要!この女を家に連れて来るなんて…貴方も」
要「椿の部屋に邪魔するぞ。さくらと一緒に」
菫「馬鹿な事言わないで!!この女と一緒になんて…
誰か!!この女を追い出して!!!」
要「菫。お前の意志は関係ないんだ」
要が冷たい声で高見沢さんにそう言うと、高見沢さんは更に怒り出した。
私はただ2人のやり取りを見てるだけしか出来なかった。
菫「良くそんな事が言えるわね!?…誰か!早くこの女を」
???「菫?そんなに騒いでどうしたの?」
コツン…コツン…
目の前の階段から、ゆっくりと誰かが降りてきた。
???「菫?」
徐々に全身が見えてくる。
ピンクのワンピースに、白いカーディガンを羽尾ってるその女性。
???「あら要…まぁまぁ!」
笑顔で階段を降りて来た女性。
私の前に来て更にニッコリと微笑んだ。
さ「あ…の…?」
???「貴方がさくらちゃんね?初めまして、私、高見沢椿です」
さ「え!?」
.
最初のコメントを投稿しよう!