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要「さくら…んな顔するな」
さ「だって…」
要「ハァ…あのな。我慢してるんだよ俺だって」
さ「え…?」
今度は要が私を思いっきり抱き締めた。
さ「かな」
要「出来る事ならお前を帰したくねぇよ」
え―…?
要「部屋に閉じ込めて、お前を何回でも抱きてぇよ…」
さ「っ!///」
要「でも…俺はもう焦らない。これからの俺の未来にはずっと…さくら。お前がいる。だから、ゆっくり恋愛をしよう」
さ「要…。そうだよね。私達、これからだもんね!」
要「ああ。これからだ」
口に軽いキスをした後、要は優しく私の頭を撫でた。
要「じゃあ明日」
さ「うん…また明日ね」
男子寮の裏口に入っていく要を見ながら、前もこうやって、要とバイバイしたっけなぁと思い出した。
初デートをした、エニシングの帰り…
あの時からまだ2ヶ月半位しか経ってないのに。すっごく遠くに感じちゃうのは、やっぱり色々あったからなのかな。
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