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雅「さくらちゃん?」
笑顔で私を見るお姉様。もっと怖いです。
さ「は…はひ」
雅「美味しいケーキ買ってきたの。下で食べましょ」
さ「え?…きゃっ」
要の下にいた私を、お姉さんが引っ張り出し、お姉さんが着ていた春コートを私に羽織らせた。
要「ちょっと待」
雅「五 月 蝿 い」
うわぁ…要が押されてるよ。
てか、要を黙らせちゃった。
やっぱりお姉さんって凄いんだ。
そのまま私はお姉さんに連れられ、要の部屋を後にする。
階段を下りるのかと思ったら、廊下を歩き、奥の部屋へと入った。
さ「あの…?」
雅「ん?あ、ここ。私の部屋よ」
要の部屋より更に広い、白で統一された部屋。
お姉さんはウォークインクローゼットの中に入って行った。
雅「これとー…これかな。着てみて?」
さ「へ?」
クローゼットからポイポイッと出した服を、ベッドに投げ捨てたお姉さん。
雅「こっちも似合いそーだなぁ」
声が聞こえてきたかと思うと、ウォークインクローゼットの中からまた何着か服が飛んでくる。
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