第92話

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雅「やっぱ桜って名前だけあって、赤系似合うねー」 私をまじまじと見たお姉さんがそう言ながら、近くに寄ってきた。 私の着ているワンピースは、赤い小さなハート柄が所々に描かれていて、全体的にピンクががっていた。 さ「ありがとうございます。でも戴く訳に」 雅「あ、どうせならこれを…と」 スルー…ですか?お姉さんまでも。 てか、お姉さんの影響で要もスルー癖になった‥とか? なんて考えてる私の後ろに立ち、髪をいじり始めるお姉さん。 バタンッ さ「?…要?」 遠くでドアが閉まった音がして、要の存在を思い出した。 雅「服着て、キッチンに降りて行ったのよ」 さ「キッチン…ですか?」 .
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