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雅「やっぱ桜って名前だけあって、赤系似合うねー」
私をまじまじと見たお姉さんがそう言ながら、近くに寄ってきた。
私の着ているワンピースは、赤い小さなハート柄が所々に描かれていて、全体的にピンクががっていた。
さ「ありがとうございます。でも戴く訳に」
雅「あ、どうせならこれを…と」
スルー…ですか?お姉さんまでも。
てか、お姉さんの影響で要もスルー癖になった‥とか?
なんて考えてる私の後ろに立ち、髪をいじり始めるお姉さん。
バタンッ
さ「?…要?」
遠くでドアが閉まった音がして、要の存在を思い出した。
雅「服着て、キッチンに降りて行ったのよ」
さ「キッチン…ですか?」
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