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さ「あっ……」
俺の背中にあるさくらの手が震えている。なのにその手は、俺を突き飛ばさず俺の背中のシャツを掴む。
…さくらが一生懸命俺のキスに応えてくれる。
要「さくら」
さ「きゃっ…あっ」
キスをしたまま俺はさくらを押し倒す。
さ「かなっ…あ…駄目!」
思わず…胸を触りそうになって、さくらの唇から離れる。
さ「ハァ…ハァ…ハァ」
要「…ごめん」
俺は体を起こし、前髪をかきあげる。
要「はぁ…はぁ…ゆっくり恋愛しようって俺が言ったのに…本当にごめん」
駄目と言ったさくらの顔を見て謝ると、さくらは潤んだ瞳に頬を染めていた。
さ「違うのっ」
要「?」
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