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???「もう要!呼ばれたら返事しなさいよぉー」
奥のドアが開き、女の人が出てきた。
さ「綺麗…」
そう自然に呟いてしまった。
だって、お人形さんの様な細い手に長い足。スラッとした背に、小さい顔。
ふわふわに巻かれた金髪に、ブルーの目。
そんな女の人は、赤と黒のチェックの可愛いミニワンピースを着ていた。
???「あらぁ…要。もしかしてその子はさくらちゃん?」
さ「え?」
女の人が私に微笑みかけてくる。綺麗すぎて、目が反らせない。
要「…そうだけど」
要は私とは逆に、全く女の人を見ようとしない。
???「やっぱりぃ!初めまして。私、要の姉の、桐生麗(れい)でぇす」
さ「………え゛?」
麗「モデルの時はURaRaだけどね」
さ「え゛―――――っ!?」
まさかっ…
まさかまさかこのお人形の様な綺麗な人が
要のおねいさん!?
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