第98話

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???「もう要!呼ばれたら返事しなさいよぉー」 奥のドアが開き、女の人が出てきた。 さ「綺麗…」 そう自然に呟いてしまった。 だって、お人形さんの様な細い手に長い足。スラッとした背に、小さい顔。 ふわふわに巻かれた金髪に、ブルーの目。 そんな女の人は、赤と黒のチェックの可愛いミニワンピースを着ていた。 ???「あらぁ…要。もしかしてその子はさくらちゃん?」 さ「え?」 女の人が私に微笑みかけてくる。綺麗すぎて、目が反らせない。 要「…そうだけど」 要は私とは逆に、全く女の人を見ようとしない。 ???「やっぱりぃ!初めまして。私、要の姉の、桐生麗(れい)でぇす」 さ「………え゛?」 麗「モデルの時はURaRaだけどね」 さ「え゛―――――っ!?」 まさかっ… まさかまさかこのお人形の様な綺麗な人が 要のおねいさん!? .
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