第97話

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さ「テスト近いんだし…そんな急がなくても良かったのに」 今私は、朝もはよから要とバスに乗っている。 要「彼氏になったからには挨拶しないと」 このバスは、駅から私のお母さんのお墓があるセンターまで行く。 あの泣き崩れた嫌な日から数日経った時、要からメールでお墓参りに行きたいと言われた。 最初は断ろうとした。 でも…お母さんに暫く会ってないし、何より要を紹介したい。 迷った揚句、私はいいよと返事をした。 さ「だって要3年だもん、テスト重要でしょ?」 いざ要と会うと普通に話せる自分がいて、いつの間にか気まずいって気持ちが薄れていた。 .
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