第99話

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さ「ちょ…うわっ…!」 要「クスクスッ」 奥の部屋からさくらの戸惑う声が聞こえてくる。 まったく…可愛いな。 総「あらま。要君が笑ってる」 要「そりゃ笑いますよ。人間ですから」 麗「クーゥルに決めちゃってぇ」 撮影が終わった麗が、岡村さんからストローがささったペットボトルを受け取り、俺の隣の椅子に座る。 麗「雅ちゃんが褒めるの分かるなぁ。さくらちゃんって、何か変わってる」 総「変わってるって…でも、確かに。あれだけの容姿なのに気取って無かったり。ま、自分が可愛いって気付いて無いんだろうけど。ね、要君?」 俺を見て苦笑いをする岡村さん。 きっと俺の苦労を察知したんだろう。 .
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