第99話

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上手く笑えず、今にも泣きそうなさくら。 要「さくら」 俺は2人から少し離れた所にある椅子に座ったまま、さくらに声をかける。 さ「なにぃ…」 俺は、無言で自分の左手の薬指を差す。 さ「ゆびわ?」 さくらは俺の指輪を見た後、自分の左手の指輪を見てはにかんだ。 「ナイス要君!さくらちゃん可愛いねー」 麗「いいなぁ。あたしも彼氏欲しいぃー」 今度は、さくらと麗が向かい合ってソファーに座る。 総「コラ!人気モデルが彼氏をもつだなんて許」 麗「分かってるってばぁー」 さ「麗さんと総一郎さんが恋人みたい」 麗「そーちゃん恋人になってくれ」 総「なりません!ファンに殺されたくありませんから」 さ「あはは!面白ーい」 麗と岡村さんの掛け合いを聞いて、さくらに普段の笑顔が戻る。 .
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