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あの女を見かけてから1ヶ月が過ぎた。
「はぁ…」
顔も全部見た訳じゃないし、やっぱそんな簡単には見つからねぇよな。
「どしたのー?要がため息付くなんて」
「貴久か…いや。別に」
「分かった!また例の雨の女の子の事考えてたんだ?」
「うるせぇ」
貴久は女に詳しいから、あの女を見かけた次の日、大まかな特徴を伝えて知ってるか聞いてみた。
でも…
『髪が茶色くて、160センチ位の女の子?そんな女の子王華にいっぱいいるよ』
と言われた。
まぁ、当然な意見だよな。
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