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事件が発生した日
俺は特殊部隊の仲間と百貨店へ駆け込んだ
ホシ(犯人)は女を屋上へ連れ、今にも落ちそうな位置にいると聞いた
俺は女が落ちた時の為に一階下の窓から外へ出て待機する事になった
特殊な縄を潜り、命綱を付け窓から下り外壁へ足を付ける
『後10センチ右です』
「了解」
仲間の指示を受け、屋上に立つ女の位置と俺の位置を合わせる。
少しの擦れが命取りになる為、仲間と慎重に確実な位置へと移動する
落ちない事を願うがホシ(犯人)は興奮してる為、微妙だな…
その時
『蓮也!女が落ちた!』
無線マイクから仲間の声が届いて直ぐ
真上から落ちて来た女の身体をガシッと強く掴み抱いた
ほんの一瞬の出来事で冷や汗をかく中、腕ん中へ掴まえてる女に視線を向け気絶していないか確認する
この香りは…
女の顔を確認し驚異した
…里桜。
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