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まさかお前だとは思わなかった
何故お前が事件に巻き込まれてんだ
様々な思考が交差する中、混乱状態の里桜を宥め落ち着かせ、しがみつかせる
強く抱き付く里桜の身体は恐怖で震えている
相当怖かったんだろーな
よく頑張ったな
里桜を強く抱き締めてやりたい衝動をぐっと堪え、中へ入ると頭を撫でてやった
目に涙を浮かべ怖かったと嘆く里桜
普通は怖いわな
良く、頑張ったな。
里桜と話す間も無くその場を後にしなければならない
ろくに慰めてやれねぇで、悪いな里桜
「今の女、お前のコレか？」
「…まさか」
仲間の一人が面白半分に小指を立てながら不適な笑みを浮かべてやがる
「ふぅん。頭撫でたりしてたからてっきりコレかと思ったぜ」
「ただの連れだ」
「連れって、あっちの連れ？」
今度は腰を振りジェスチャーしてやがる…
付き合ってられねぇ…。
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