九、残酷な感情-蓮也Side-

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目の前に広がる夜景を見て予想以上の反応を見せる里桜 正直俺は夜景を見てもぐっと来ない。仕事を思い出すからな 銃を握り、暗く狭い船内や部屋へ突入し銃撃戦が繰り広げられる 夜になると思い出す そんな中俺は尊い命を幾つも奪って来た いくら正義とは言え、尊い命を鉛一つで奪う事も時にはある だがこれは俺等にとって良くある事で、普通の一般人とは違い手が汚れてる それを知ったらお前はどう思うんだろーな。 何考えてやがる そんな事はどうでも良い 俺はただ自分の高ぶった感情をコントロールする為に女を抱く 女に快楽を与え、腕の中でよがり悶える女を見て満足し緊張感が解れ行く だから俺にとって女はただ熱を下げる為だけの付き合いにしか過ぎねぇ 恋愛感情等一切いらねぇ 何人もの命を奪う様な男と恋愛等して、何が楽しい? 俺等は傍から見りゃただの人殺しに過ぎないからな。
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