八、二度目の出会い

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「…何もされてないか?」 「う、うん。大丈夫」 「そうか。良かった」 その人は私の頭を優しく撫でては、携帯電話で何処かへ電話してる それにしても窓硝子が凄い事になってるな。あの人殴って割ったのかな いや、素手では無理だよね絶対。って事は何か道具を使って…? ううん、あの人の事だから素手って可能性もあるか… 暫くして戻って来ると今度は思いきって名前を聞き出さなきゃ 名前…名前を聞くだけなんだから…頑張れ、私。 「あ、あの!…名前」 「黒崎蓮也」 「あ、わ…私は、中谷里桜」 聞けたぁぁぁ! 蓮也さんって言うんだ。見た目だけじゃなく名前もカッコイイんだ そっかぁ蓮也さんって言うんだ 「あれから体調はどうだ。大丈夫だったか?」 「あ、うん大丈夫大丈夫。次の日はヒリヒリして痛かったけどね」 「そうか」 次の日も痛かったけど、でも蓮也さんとそう言う事した証拠だから苦痛ではなかった。
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