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「また言うなや、けっこうおもろいねんで?
山本もやろや」
「よーやらんわ、そんなに走る体力ないし」
「短距離やったら、体力そんないらんよ
山本、中学でけっこう足速めやったやん」
いや、一般人と陸上選手はレベルちゃうやろ!?
「とにかく!おれはやらんからな!」
めんどくさくなったので、その場を離れトイレに向かった。
廊下の曲がり角を曲がったとたん、
「おわっ!」
「おっと!」
身長の高いゴツい体つきの人にぶつかりかけた。
「す、すみません!」
急いで謝ると、
「いや、俺の不注意やった
すまんな」
と、逆に謝られた。
先輩だろうか?
少し日焼けした肌に、笑顔が爽やかな人で、大人びた雰囲気をしていた。
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