7年ぶりの再会!! 心に闇をもつ女

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気がついた俺は病院のベットにいた。病院の独特のにおいがする。 「あ、起きた?」 横には杉原先生がいて、俺の顔を覗きこんでくる。 よく見ると先生はキレイな顔をしていた。ふにゃんとした笑顔も可愛い。 「ん?どうしたの?」 「いや、なんでもないです。」 「そう?そういえば…これからどうする?」 えっ…。 あ、そうだ…両親はもういないんだ。不思議ともう受けとめている自分がいた。 「とりあえず、親戚に連絡をしないとね…。電話番号わかる?」 「家に帰れば…。」 「そっか…じゃ、もう少し休んだらかえりな?送っていくことは出来ないけど…」 「いえ、もう大丈夫です。ありがとうございました。」 俺はベットから立ち上がり、先生にペコッと頭を下げた。 「そう?なにか、辛いことあったらいつでもおいでよ? 俺はカウンセリングもやってるからさ。 ちなみに名前は杉原郁斗、よろしくね?」 先生はまたふにゃんとした笑顔で言った。 「ありがとうございます、郁斗先生。」 俺がそう言うと、また笑った。
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