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「ただいまー。」
学校から帰ってきた俺はおやつを食べにリビングに向かった。俺がリビングに入った瞬間、電話がなった。
そう、この電話で俺の人生が変わることになる。
プルルル…プルルル…
「はい、もしもし?」
「すいません、栗星さんのお宅ですか?」
「そうですけど…どなたでしょう?」
「虹丘病院の者です。
申し上げにくいのですが、あなたのご両親がお亡くなりになりました。」
「……………え?」
俺の周りの空間が…いや、この世界がぐるぐると回っているような感覚がした。
俺は震える手で電話を切り、ふらついた足元のまま病院へ向かった。
歩いている途中で、頬が濡れている感じがした。
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