はじまり

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先生『こらぁ!そこ何してるんだ。新入生は早く教室にはいりなさい!』 その先生の言葉で固まっていた女子たちはすぐにばらけ始めた。 ただ、なぜか俺の前の早乙女君が動かない..... 未「えっと、早乙女君?...教室いかなくていいの?」 晄「あ、行きます。....あの、よかったら晄ってよんでください。先輩、また会いに行きます。」 未「は.....?」 晄「それじゃあ、俺行きます。」 早乙女くん....... いや晄は、まぶしいくらいの笑顔を残し小走りで去って行った。 ポカンとした俺の肩を叩き由貴がこう言った。 由「なんか、未来好かれたみたいだね。」 未「......はあ、別に好かれるのは問題ないんだけど、周りの女子の目が怖いよな~」 思わず鳥肌が。 たまらず二の腕をさする。 -------そう、このときは、こんぐらいの軽い気持ちでしか考えてなかったんだ。
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