はじまり

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いつもこんな感じ。 結局由貴にほだされて俺は由貴のペースに巻き込まれる感じだ。 でもそれが不思議と嫌じゃないのは由貴のイイ性質っていうか、性格なんだろうと思う。 学校から電車で20分ほどのところに由貴の家はある。 すごい一戸建てに住んでいて、両親と妹がいる。 こいつ、結構お金持ちなんだ.... 初めて行った時は本当、家の広さに驚いた。 由「未来うちくるの久々だよね」 由貴が豪邸の鍵を開けながら俺に話しかける。 未「なんか、おまえんち広すぎて落ち着かない。」 なんたって、俺の家はふつうの3LDKのマンションだからだ。 いや、これ普通だよな? 由貴がちょっとずれて金持ちってだけだよな? 由貴が鍵を開け、玄関というより、エントランスに入るのに続いて俺も入った。 エントランスだけで俺の部屋分ありそうで怖い。 未「おじゃまします...」 由「あはは、誰もいないけどね~。どうぞどうぞ」 なんか言わないと落ち着かないじゃないか...。 久しぶりに入った由貴の家にドギマギしつつ、由貴の部屋へと向かった。
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