はじまり

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本当はもうちょっと由貴の家にお邪魔してても良かったんだけど、明日は朝からバイトなんだ。 俺のバイト先は近所のコンビニ。 田舎にある唯一といってもいいコンビニだ。 だから結構利用客は多い。 未「明日6時からか...もう風呂入って寝るか、体がきついしな」 言っててなんとも爺くさいな、なんて自分で苦笑した。 --------- 次の日 朝5:30 ピピピピピピピピピピピピピ 騒々しいアラームの音で俺は目を覚ました。 朝はいつも低血圧でなかなか体が動かないし、顔色も悪いから、中学生の時はよく仮病に使ってたな。 まあ、それもすぐに親にはバレたけど...。 何とか気怠い体を起こし、すぐに顔を洗いに行く、 俺的にそれがないと起きた気がしねぇんだ。 習慣ってやつだな。 未「...ん?」 リビングからいいコーヒーの香りがする... ガチャっとリビングの扉をあけ、顔だけだして中を見る 未「あ、おかあ、起きてたんだ。」 コーヒーの根源はうちの母親だった。 いつもだったらこんな早くに起きてないはずなのに、珍しい。
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