はじまり

6/23
前へ
/23ページ
次へ
未「ふわぁ~、俺もう帰りたい.....寝たい...」 大あくびひとつかましながら由貴に話しかける 由「だらしない顔...。僕も帰りたいよ。でも先生(担任)がなんか今日のご褒美くれるっていうから」 未「俺の今の最大のご褒美は睡眠だっつの」 そういって体育館近くのベンチに寝そべろうとした時だった。 きゃあああああああああああああああああ!!! 未「ぎゃッ!?な、なにごとだッ」 由「.....未来、あれだよ、あの....」 そういって由貴が指差す先には、 絵にかいたような美青年がいた。 由「きれいな子だね・・・」 ・・・・そう言われておもわず頷いてしまうほど。 つやつやの黒髪、整った輪郭、スタイル抜群の背格好、すらっと高い鼻、潤った唇、切れ長の目。 女子が黄色い悲鳴を上げるのもわかる。 そのぐらい、彼は整った顔と、なにより普通の人と放っているオーラが違った。
/23ページ

最初のコメントを投稿しよう!

57人が本棚に入れています
本棚に追加