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「あっ!いたいた!」
突然、私に向かって掛けられた声に驚き振り向いてみるとギャル風の今時の女性、体格のいい男性、そして高校生くらいの女の子、合わせて三人が私と大神先生の方へと歩いてきた。
「ああ、紺野さん。」
「こんのさん?」
「ええ、白鳥さんと同じ第7班の方たちです。」
「元気になったんだ!良かったねぇ、白鳥さん。」
ニコニコと、人懐っこい声で紺野さんは私に話しかけてきた。
露出の多い服装に派手な髪型は、やはり私からすると夜に勤める女性のようで若干苦手意識を持ってしまう。
そんな私の第一印象に構わず、紺野さんは喋り続けた。
「何度かお見舞いにも行ったんですよぉ、覚えてますか?」
「え?あ、そうなんですか。すみません……全然覚えてなくて……。」
「がはは!ユカリちゃん、白鳥さん寝てたんだから覚えてるわけないでしょうよ!」
横から割り込むように体格のいい男性は、見かけ通りのハツラツとした声で会話に加わった。
「おれぁ、福島清二ってんだ。まぁ白鳥さんは知らんかったと思うけど、俺たちはこの病院ではおんなじ班だからさ、なにか分かんないことあったら気軽に聞いてくれや。」
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