第二章

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『桃子ちゃんには、これから1週間、憧れの彼と一緒に学校から帰ってもらいます!』 「えぇ~!地味にハードル高いよ…!」 『何よ、そのリアクションは。好きな人と帰れて嬉しくないの?』 「そりゃ、嬉しいけどさ…でも…。」 きっと、梨沙がいる。 これを達成できなかったら…どうなるんだろうか。 『桃子ちゃん、弱気になっちゃダメよ。あなたには、これを達成させる行動力があるわ!ここでそれを生かさないでどうするのよ。』 「女神様…。でも…私…梨沙に勝てるかなぁ…。」 『あなたの気持ちはその程度のものなの?』 「そっ、そういう訳じゃない!」 『なら、頑張りなさい。私は見守らせていただくわ!』 女神様は言いたいことだけ言って消えた。 …本当にこの人に任せて大丈夫なのかな…。 私は、不安を覚えつつも、家に帰ることにした。
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