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とある家族に神様は一つの
『ある才能』
をプレゼ ントした。
何年もの月日が経ったが結局これを活かすことが出来たのは、わずか一人にすぎなかった。
しかし、この家族にとって、 この一つの才能を手に入れるのは 一人で充分なのであった。
いつの間にか世間はこの家族を 『才能一家』と持て囃し、 この家族は一躍有名になった。
しかし世間の期待とは裏腹にこの才能を手に入れた一人は悩み苦しんだ。
……ペンを動かせ
……ペンを動かせ
……ペンを
……動かせ。
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