課長の涙

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「ほら行くぞ」 「えっ?」 突然奥田課長に腕を掴まれ驚く。 「帰るんだろ!」 「一緒にですか?」 まさかこんな展開になるなんて……。 「お前なんか変な想像してないか?」 「はぁ?してませんよ」 私はなぜか顔が赤くなってしまっていた。 暗い部屋でよかった~。 「もう遅い時間だし、お前も一応女だからな」 奥田課長がニヤリと笑う。 「どーゆう意味ですか?」 「そーゆう意味だよ。送ってく。さっさとしろ!」 私は渋々奥田課長の後についていった。
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