下僕Deデート

14/30
前へ
/30ページ
次へ
「どこ行くの?」 私が課長の元に行くと成実さんは課長の腕を組んで甘えていた。 「買い物だ。こいつは荷物持ち」 「私も行こうかな~」 「成実!お前は店の手伝いしろ!」 修さんから喝が入る。 「えー。……じゃ今日夕飯うちで食べてってよ!ふーみんの帰国祝いってことで」 「お前、強引だなぁ」 修さんが呆れ顔で言った。 「ねぇ~いいでしょ?」 成実さんは奥田課長の腕にしがみつき、いい返事が聞けるまで離そうとはしない体制だ。 「しょうがねぇなー」 「やった!美由も来てよ」 「私も?」 完全部外者でいた私は成実さんからのお誘いにビックリした。 「色々話したいこともあるしね」 成実さんは私にウインクする。
/30ページ

最初のコメントを投稿しよう!

907人が本棚に入れています
本棚に追加