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私は洋服を物色し始めた。
とあるワンピースの前で足を止める。
「これ可愛いですよね。お客様にとっても似合うと思いますよ。試着なさってみてはいかがですか?」
店員に勧められ試着してみる。
と、ここで値段が気になる貧乏人の私。
値札を見てみる。
とてもじゃないけど……。私には無理!
驚きの値段だ。
「お客様どうですか?まぁとってもお似合いです!」
店員さんはリップサービスだろう。
でも意外と似合う?
全身鏡の前でちょっとポーズなんてとってみたりして……。
「中々いいじゃないか。お前でもお嬢様に見える」
いつの間にか課長が試着室の前で待っていた。
「どーゆうことですか!」
「次は靴だな」
課長は私の言葉を無視し、強引に靴売り場へ連れていく。
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