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しばらくすると、
「お待たせ」
マスターらしき人が食事を運んできた。
クロワッサンにハムのようなものがはさんである。
あとはコーヒー。
「おーサンキュー」
やっぱりなんだか仲よさげだな。
私がマスターらしき人の顔をジ~~っと見ていると……。
「貴史……。俺なんかしたか?」
「いや。おい!松本!!」
「はい!」
ボーっとしてたので課長の声にビックリした。
「お前、何ぼーっとしてんだ?修に惚れたのか?」
「おさむ?」
「矢島修です。貴史とは大学の時からの付き合いなんだよ。えーっと……」
「あ!松本美由です」
慌てて自己紹介する。
「俺の部下。今日は荷物持ち」
へーぜんとした顔で私の自己紹介に補足した。
「お前……。相変わらずだな。美由ちゃんゆっくりしていってね」
修さんはそう言うとカウンターに戻っていった。
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