突然の就任

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休みというものはあっとゆう間に過ぎるもので、またつらい月曜日がやってきた。 私はいつものように同じ時間の電車に乗り会社へ向かった。 「おはよう」 「おはよう」 オフィスに入ると隣の席のひよりはもう出社していた。 「あ~。また一週間がはじまるのね」 ため息をつきながらひよりが言う。 「そうだね」 「ところでさ~。あの後どうしたの?」 「あの後?」 「歓迎会の後よ!奥田課長に送ってもらったんでしょ?」 ひよりは目を輝かせて私の机に乗り出す。 「う……うん」 「いいな~、美由は……。  あっ!義春おはよう」 義春という声に私は動揺してしまった。 「ひーちゃんおはよう」 私は義春と目があってしまった。 挨拶しないわけにもいかないもんね。 「おっ……おはよう」 「オっ……オス……」 ぎこちない返事をした義春は自分の席に戻っていった。
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