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「何してんだ?」
「ちょっと……。すみません、急いでるので。……キャッ!」
私はその場から離れようと慌ててしまい足を滑らせてしまった。
「大丈夫か?」
課長に支えられ何とか倒れずにすむ。
「大丈夫です。すみません」
課長の香水の香りが霞める。
一瞬このままでいたいと思ったがすぐに思いなおし慌てて課長から離れた。
「おい、お前……」
「失礼します」
課長が何か言いたそうにしていだがそんな暇はなかった。
私は逃げるようにその場を後にした。
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