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「もう!!遅いよ!!」
携帯鳴らせばよかったじゃないって文句を言うお姉ちゃん。
「何度も鳴らしたけど留守電だよ」
どうぜ充電なくなってたとかいうオチなんだろうけど。
「えっ?……あっ!充電なくなってた」
ほらね。
「もうしっかりしてよ~」
お姉ちゃんは昔っからそうゆう事はそそっかしい。
私はチラッとお姉ちゃんが降りてきた車の方を見ると男の人がドアから出てきた。
私達の方に近づいてくる。
「おい!感動の再会は後だ。飯食いにいくぞ」
その人はぶっきらぼうに言った。
なんだかちょっと怖い感じ?
「あ……あの~。お姉ちゃんとはどうゆう?」
「えっ?」
何で?驚く事なの?
お姉ちゃんは何だか困ってる感じで隣の男の人を見ている。
「お姉ちゃんの彼氏の奥田です。」
凛とした態度で答える姿にとってもかっこいいと思ってしまう。
さっきは怖いと思ったのにもうそんな事思わなくなっていた。
なのにお姉ちゃんは驚いた顔してるし……。
変なの?
私達は奥田さんの車に乗り込みレストランへ向かった。
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