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~貴史~
俺と長谷部は5階の管理倉庫の前に来ていた。
たしかにここにいるはずだ。
ドアをまわしてみるが鍵がかかっている。
「どうする?」
長谷部が俺に聞いてきた。
「開かなかったら開けるだけさ」
俺と長谷部は一緒にドアを蹴った。
1回、2回 何度か目にやっとドアが開いた。
俺たちは急いで中に入る。
そして俺の目に飛び込んできたものは……。
服がはだけた松本と、その松本にナイフを突き付けてる高山の姿だった。
俺は頭に血が上った。
「……っのヤロー!!」
長谷部が高山に向かって殴りかかろうとする。
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