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外へ出ると松本が心配そうな顔をしてる。
でも俺が頷くとホッとした顔をした。
「よし、行くか!」
「えっ?ええっ!?」
松本が驚きの声を上げた。
なぜなら俺が松本をヒョイと担いだからだ。
「何してんだよ!!セクハラだぞ!!」
長谷部が慌てて俺を止めようとしている。
「ちょ……課長!何してんですか?降ろして下さい」
担がれながら手足をバタつかせて降ろしてと叫ぶ松本。
「バタバタ暴れんな!!長谷部にパンツみられるぞ」
「えっ!」
松本は慌ててスカートを抑える。
「義春のエッチ!!」
「おい!俺見てねーし」
2人でぎゃんぎゃん揉め始めた。
毎度の事だけど仲いいんだよな。
ちょっとムカつく!
「おい!もう行くぞ。お前熱あるだろ」
「えっ?」
「そうなのお姉ちゃん?」
美理が心配そうに松本の額に手を添えた。
「エレベーターで会った時お前ふらついただろ?支えた時にな」
「え?それだけで?」
松本は動揺している。
隠してるつもりだったんだろうが俺には無意味な事なんだよ。
「長谷部!美理の事頼むな。俺はこいつを家まで送り届けるから」
俺は長谷部が何か言っていたが無視してこいつを担いだまま地下駐車場まで向かった。
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