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「なんだ。もう降参か?芝居だったらこれぐらいやらないとな」
いつものようにニヤリと笑う。
わざとだったんだ!!
だからってあんな……あんな……っ!
殴ってやりたいけど思うように体が動かない。
「ちょっと!イチャつくのは帰ってからにしてくれる?」
蜜兎さんが部屋の入り口で腕を組みながら言った。
私は慌てて課長から離れる。
もしかしてさっきの見られてた?
「ノックぐらいしろよな」
「したわよノック。気がつかなかっただけじゃないの?それよりもうすぐパーティも終わるわよ。戻ってらっしゃい」
「わかったよ」
課長はため息をつきながら言った。
そして耳元で私に囁いた。
「本当はお仕置きにもう少しオプションつけようかと思ったけど……。今日は勘弁してやる」
私は顔が一瞬に顔が真っ赤になった。
オプションって!!
アレよりもヒドイお仕置きってなんなの~!!
心の中で叫んだ。
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