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「どうしたの?美由さん」
私の顔を見て蜜兎さんが言った。
「貴史あんたなんかやったの?」
どうやらキス現場は見られてなかったらしい。
よかった……。
「どうやらこいつ疲れたらしいからもう帰るわ」
疲れさせたのは誰ですか!!
と心の中で突っ込みながら課長を睨む。
「そう?じゃちょっと蜜香子呼んでくるわね」と言い蜜兎さんは部屋を出ていった。
私たちが帰る支度をしていると、蜜兎さんと蜜香子ちゃんが一緒にやってきた。
「私は明日アメリカに戻るんだけど蜜香子はこの屋敷にいつでもいるから遊びに来てね」
「別に来なくてもいいわよ」
蜜香子ちゃんのツンに私は苦笑い。
「また来るね」
蜜香子ちゃんの目線に合わせて私が言うと蜜香子ちゃんが私に何かを差し出した。
「蜜香子ちゃんこれ?」
「それ……気にいってたみたいだったから」
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