雪降るバレンタイン

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下で待っていると課長がやってきた。 「待たせたな。帰るぞ」 課長と並んで賑やかな街を歩く。 今日は取引先直行だったので課長も電車。 思いのほか電車は空いていて二人並んで座ることが出来た。 急に肩が重くなり課長の髪が私の頬をさすった。 課長は眠っている。 疲れたのかな? 今日は一日大変だったもんね。 課長がもたれかかってる肩がポカポカと温かく感じた。 このまま時間が止まってくれればいいのにとか考える。 私だけに見せる顔……。 それだけで嬉しい気分になる。 恋って不思議だね。
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