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資料の整理を終えた私は美由さんのところへ向かった。
すると美由さん達の楽しそうな話声が聞こえてきた。
「お前にも見せたかったな~。俺のプレゼン」
そこにいたのはさっきの人!
美由さんの知り合い?
「はいはい。で?」
「バッチリ決めてきたぜ」
その人は美由さんに向かってピースサインをしている。
「あんたも立派な営業マンになったのね~」
「じゃ今日は義春の男になった記念でもする?」
ひよりさんも一緒になって話をしていた。
それにしても仲がよさそう。
「いいね~。さすがひーちゃん」
「もちろんあんたの奢りでね」
「何でだよ!」
「うちらより貰ってんでしょ~」
ひよりさんとその人との会話はリズムがあって親密さがうかがえる。
一緒にいる美由さんも楽しそうに笑っていた。
すると美由さんが私がいる事に気がつき声をかけた。
「真生ちゃんどうしたの?」
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