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プッ
「何?緊張してんの?」
課長は笑いながら私の顔を覗き込む。
ち……近いから!
肩を抱かれている為逃げ出す事もできない。
すると課長の手が肩から離れ、私の髪を優しく撫でる。
そしてグイッと私の頭を引き寄せた。
私はされるがまま課長の首元にもたれかかる格好になってしまった。
さっきよりも近いんですが……。
「なぁ?」
課長の声が頭から響いて伝わる。
「何考えてる?」
課長はきっと解ってる。
「言いたい事があるなら言え」
私が言いたい事もきっと。
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