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露骨に嫌な顔をしたひよりを見て私と千恵は苦笑い。
隣にいる沙織さんにはひよりの顔は見えないだろう。
「よかったわ。あなた達がいて。社長からこちらを紹介していただいたんだけど、おじさんばっかりでしょ?」
沙織さんはランチを注文すると私に話かけてきた。
「ねぇ松本さん、たかふ……奥田さんの事なんだけど……」
ここに来た段階で課長の事聞かれるのは100パーあるとは思ってた。けどまさかこんな座ってすぐとは……。
私は下を向いてまた苦笑いをする。
「彼女っているのかしら?」
「なぜ私に?」
これは彼女の罠なのだろうか?
私が課長の彼女だと知ってて言っているのか?
私と課長の事は会社中が知っているはず。
「彼に聞いても教えてくれないし、他の社員とまだ話をしてないのよ」
昨日、今日と課長にべったりだった事を思い出し納得する。
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