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千恵とひよりに助けを求めようとしたが二人ともコーヒーを飲んで話に参加しようとしない。
きっと私がどう答えるのか待っているみたいだ。
そして私は沙織さんに言った。
「それは私から言う事じゃありませんから」
決して逃げたわけじゃない。
「課長も話さないのであれば知られたくないってことなんでしょうから。人のプライバシーを勝手に話すような事できません」
沙織さんはさっき課長に聞いたけど教えてくれないと言っていた。
なぜ課長が話さなかったのかはわからない。
もしかすると沙織さんには私と付き合ってる事を知られたくないのかもしれない。
それは私にとってとてもショックなことだけどでも、だったら尚更私の口で言うべき事じゃないと思った。
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