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やっぱり今日は私が最後だったらしく他の社員は仕事を始めていた。
なんとか始業には間に合ったが主任の立場としてちょっとカッコ悪い。
課長の席を見ると来ている形跡はあるが席にはいなかった。
「課長は?」
近くにいた社員に声をかける。
「主任、おはようございます」
ニッコリほほ笑む女子社員を顔を見て私は驚いた。
「真生!」
そこにいたのは営業部の後輩、真生だった。
「何してんのよ。早く持ち場に戻りなさい」
私は自分の席に座りながら言った。
「美由さん、聞いてないんですか?」
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