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少しだけ不安が取り除かれたような気がした。
私は目を瞑って心地よさに浸っていた。
「……と。……もと」
うるさいな~。
人がいい気分でいるのに。
「松本」
顔を上げると課長私を呼んでいた。
「いいのか?」
課長が指をさしている。
その指の先をたどると……。
ヒエェェェェ!!
なぜかそこに新入社員の太郎くんが真っ赤な顔をして立っていた
私はおもいっきり課長を突き飛ばした。
「痛ってーな」
「何でもっと早く言ってくれないんですか!」
「別にいいだろ。恋人同士の逢引なんだし。な?」
私じゃなくて太郎くんに聞く課長。
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