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触ったぐらいであほがうつるかぁ！
私は課長をキッと睨んだ。
「何だか親子みたいね」
えっ？
私はのりさんの顔を見た。
頬杖をつきながら楽しそうに私たちを見ている。
「何バカな事言ってんだ。いい加減自分で面倒みろ」
そう言って課長はのりさんにちづちゃんを手渡した。
「何よ、ノリが悪いわねー」
そうだよ。
私も心の中で思う。
そんな思いっきり嫌な顔しなくてもいいのに……。
なんだか自分が否定されたみたいで気分が沈んでしまう。
沙織さんとだったら嬉しそうな顔するのかな……。
そんなマイナスな思考ばかりが頭をかすめる。
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