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ホッとして小さく息を吐く。
意外にも課長が子供が好きと言う情報が知れてなんだか嬉しかった。
その分また課長への気持ちも膨らんでしまうのだろうけど。
でも……好きな人のことを知れる事は嬉しいことだった。
「女の子が生まれたら大変ですね」
「ああ。絶対嫁には出さないな」
予想通りの答えに私は苦笑いする。
夢見るだけならいい。
課長に抱かれる子供、そして課長の横には私……。
いつかそんな日が来ればと夢見るのは自由だから。
しばらくしてお店も落ち着いたようでのりさんが私たちのテーブルにやってきた。
ちづちゃんは課長の腕の中でリラックス出来たのかスヤスヤと眠っている。
「ちづちゃん可愛いですね」
起きないようちづちゃんの頬っぺたを突く。
プニプニしてて柔らかーい。
「お前そんな触んなよ。あほが移る」
「んなっ!ひ……ひどい」
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