この子誰の子?-2

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「あ……課長。実は……」 私が事情を説明しようとした時、横をすごい勢いで何かが通り過ぎた。 「パパ!!」 トモキ君が課長に飛びついた。 えっ? 今パパって言ったよね。 どーゆうこと? 「おい何なんだよ。このガキは?」 課長は困った顔で私に問いかける。 そんなの私に聞かれたって知るわけないじゃない!! 私が黙っていると課長はため息をついてトモキ君に顔を向けた。 「おいボウズ。俺はお前のパパじゃないぞ」 「違うもん。パパだもん」 トモキ君は課長にしがみついて離れない。
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