告白さえも……

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まだかな? 時計は11時になろうとしていた。 一向に鳴らない携帯を見つめる。 約束忘れてるのかな? 連絡してみようと携帯に手を伸ばすが仕事中だったら悪いと思いまた元の場所に戻す。 帰ってきた形跡もないし…… もう少しだけ待ってみよう。 私はそう思い、テレビのスイッチを入れた。 やっぱり忘れてるのかもしれない……。 結局日付が変わっても課長からの連絡はなかった。 料理も冷めちゃったし、お腹も空きすぎちゃったよ。 もうきっと課長は来ない。 そう思った私は料理を温め直し、一人で食べ始める。 いくら忙しいからって連絡ぐらいくれてもいいのにな……。 でも課長が約束した事を忘れるだろうか? しかも自分から言い出した事だ。 もし予定が入ったとしたらあの課長の事だ。絶対に連絡をくれるはず。 まさか……何か事故に巻き込まれたとか? 急に不安が私を襲う。 私は携帯を取り、意を決して課長にかける。 だが課長が電話に出る事はなかった。 私は課長にメールを打った。 『お疲れ様です。いつでもいいので連絡下さい』 シンプルな内容だかきっと課長は連絡をくれると信じ、徹夜になる覚悟で私は夜を過ごした。
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