決死の告白-1

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「俺も……。千恵の言う通りだと思う」 義春はそれだけ言って黙ってしまった。 どうしたんだろ? さっきまでの元気が義春に見当たらない。 「今日は飲もう!!美由の激励会つー事で」 ひよりは明るい声で言った。 ホントに……。 この人達にはかなわない。 まだ出会って三年だというのに親友であり、姉の様であり、妹の様であり、そして母の様な存在。 義春は弟って感じだけど……。 私には必要な存在。 家族以上の特別な存在だ。 「ありがとう……」 三人に聞こえたかわからないけど私は小さい声で感謝の言葉を言った。
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