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「ちょっと待って、どこへ行ってもってどういう・・・」
「わ、私が親の転勤で転校してきたなんて完全に嘘なんだよ!!!私は・・・前の学校でいじめられてて・・・不登校になって・・・東京にいたくなくて・・・この田舎に引っ越してきたのよ!!!」
全く気づかなかった。いや、気づいても良かったかもしれないけど、私が気づいてあげようとしなかったんだ。
「待って。私の話を聞いて欲しいの!!」
「いや・・・嫌よ。私は今、ここから飛び降りて死ぬの!!!こんな世界うんざり。死んでやるんだから!!!!!!!!!!!!!!!!!」
そう言って黒川さんは柵を登って反対側に立つ。
「!!!!!!待って!!!早まっちゃダメだよ!!!」
「うるさい!!!!うるさいうるさいうるさいうるさいうるさい!!!!!!」
そして黒川さんはそこから
飛び降りた。
私はその現場に頭が真っ白になって
私も慌ててそこから飛び降りた。
どんどん下に落ちていく。その恐怖に負けないように、黒川さんに手を伸ばす。
服を掴んで持ち上げる。そして抱きしめる。
そして私が下になるようにして、落ちていった。
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