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「ねえ。センセイは美羽を抱きたい?」 「ええ。綺麗な方ですし」 センセイは私に背を向けて靴を履いている。でも狭い部屋だからセンセイの声は聞こえる。 「美羽さんが望めば、です。私は無理強いはいたしませんので」 「嘘。私を強姦するように抱いたじゃない」 「それはあなたが望んでいたからです。違いますか?」 「……」 「今日もこんなに。全く、説得力のない」 そう言うとセンセイは部屋を出て行った。
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